Regrets of Love 5

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「腹減った」

「は？？さっき残り全部あげたよね？」

「足りなかった」

…普通に日本にあるサンドイッチを想像するかと思うけど、こっちのはそんなもんじゃない。
あれはすでにハンバーガーの域だからね。
それを3つも渡したってゆうのに…。


「スタジオ着いたらケータリングあるから」

そう言ってなだめたけど、その瞬間閃いた。

あ、これ使おう。



「内田さん、移動しまーす」

スタッフからの声がかかる。
これでロケバスに乗られたら、打ち合わせはできなくなる。

「あ、えーと内田さんはこっちで行きます」

スタッフ「え？」

「あ、なんかおなかすいてしょうがないみたいで」

スタッフ「あ、じゃぁこっちでどっか寄りますよ？」

「や、先に行ってスタンばってていただいた方が効率よさそうなので」

私超必死。笑


そのスタッフの後ろからはVOGUEスタッフの恐ろしい視線を感じる。
でもしょうがないんだよ。
わかってもらえないだろうけどわかってよ。


スタッフ「…そうですか？あ、じゃぁ木村さんの車で内田さんは移動ってことで」

「そうしてください、すみません」



はぁ…。
なんなんだ、この罪悪感。


「ははは、すごい必死。笑」

「笑いごとじゃないよ。とにかく打ち合わせしなきゃ」

そう言って車に乗らせる。


あーヤバい。
すごい眠い。
やっぱ昨日寝ればよかったってまた後悔。




「なー俺運転しようか？」

「え、なんで？」

「Aすげー眠そうだし。昨日ちゃんと寝た？」

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