１日パパ体験?! ページ25
Aに手を伸ばし、抱っこを求める。
今日初対面の男たちより、Aの方がやはり安心するようで、すがり付くように抱かれている姿はまた愛らしい。
臣｢監督は凛と一緒にいてあげてくれ。飯は俺が作るよ。｣
綴｢俺も手伝います。｣
『ごめんね、ありがとう。お願いします。』
臣と綴が夕飯の支度をしている間、凜はAに抱かれ寮の中を探検したり、また皆に遊んでもらったりと、笑顔を取り戻していく。
そして夕食を食べて、また遊び始める。
紬｢…そういえば、お風呂とかはいいんでしょうか？｣
『そういえば…でも私、赤ちゃんと入ったことないし、一人で入れて一人で出すとか出来ないしな…』
左京｢絶対にやめろ。危険すぎる。｣
十座｢兄弟多い綴さんか臣さんならどうっすか？｣
綴｢俺は構わないっすけど…｣
臣｢二人なら確実かもな。俺も全然構わないぞ。｣
万里｢んじゃ俺も入ろ。｣
咲也｢俺もいいですか？｣
臣｢おう。目は沢山あった方がいいだろうからな。｣
『じゃぁお願いしちゃおうかな。逆上せないようにね。』
臣に抱かれ、風呂へと向かう。
小さな桶のお湯をぺちぺちと触ってみたり、泡を握ってみたり。
全身を洗ってもらい、湯船に少しだけ浸かると、いつもと違う湯船の様子に驚いてか、抱いている万里にしがみつく。
咲也｢大きいから怖いんですかね…？｣
臣｢家のとは違うだろうからな。｣
咲也｢大丈夫だよ〜。皆いるからね。｣
咲也が指を差し出すとぎゅっと握る。
しっかりと抱いた万里も、それを見守る綴も臣も穏やかな表情だった。
しっかり温まり、着替えを済ませ、談話室へと戻る。
『気持ち良かった？』
凜｢あー！｣
『ふふ、よかった。もうすぐママ迎えに来るからね。』
万里｢そうなん？｣
幸｢さっき連絡あったみたい。｣
三角｢何か寂しーね。｣
密｢…うん。｣
千景｢帰るまでもう少しあるんだから、遊んだらいいじゃないか。｣
シトロン｢思い出作るネ！｣
風呂あがりも沢山遊んでもらい、終始ご機嫌の凜。
そうしている内に、玄関のベルが鳴る。
支配人がAの友人を出迎えた。
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作者名：宇宙 | 作成日時：2018年6月29日 11時
