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1日パパ体験?! 4 ページ24

東「ふふ、気持ち良さそうだね。」
誉「密くんの指を握って寝ている凜くんが実に愛らしい…。は、詩興が…!!」
太一「ここで大声だしちゃダメッスよ!?」

誰もがほのぼのとしてしまうであろうお昼寝風景。
そんな空気に和まされながら、凜を起こさないようにとそれぞれの仕事を始めた。
先程までにこやかに賑やかにしていた凜が静かだから、何処か皆つまらなそうだ。
今のうちに、とAと臣と綴は夕飯の買い出しへと出掛ける。
暫くすると凜が目を覚まし、辺りをキョロキョロと見渡した。

一成「ぁ、りんりん、おはよ!」
天馬「よく寝たな。」
幸「起きたらオムツ替え、だっけ。」
真澄「俺がやる。」
シトロン「真澄、オムツ持ってきたネ。」

真澄がオムツを変えてやる間、何処か耐えるような表情をする。
そして終わった途端、大声で泣き始めた。

凜「うぎゃーーーーーーーーっ!」
真澄「っ?!」
咲也「り、凜ちゃん!大丈夫だよ、ほら!いないいない…ばぁ!」
凜「やーーーっ!わーーーーーーっ!!」
至「…どした?」
咲也「きゅ、急に泣き出して…」
至「ん?…ほら、おいで。」

平気な顔をして抱き上げて、部屋の中をうろうろと歩き出す。
そんな様子を他のメンバーは呆然と見つめた。

至「ほら、大丈夫だよ。沢山皆と遊んださっきの場所だし。監督さんたちももうすぐ帰ってくるよ。」
凜「ぅ…あぅ…」

徐々に落ち着きを取り戻し、涙を拭いてもらう凜は、至の顔をじっと見つめた。
そしてそのあと、首にぎゅっとしがみついた。

凜「うー。」
至「よしよし、いい子いい子。」
一成「いたるんスゲー!」
万里「実は子育て経験あり、とか?」
至「いやいやまさか。親戚が集まったりすると誰かしら子どもいたりするでしょ。そこで母親たちがやってるの真似しただけ。」
万里「なーる。」
真澄「…たまにはいいことするじゃん。」
至「まーね。」

そんなことを言っていると玄関が開く音がする。
そちらを見ると、3人が買い物から帰ってきたところだった。

凜「あー!いー!」
『ただいまぁ。大丈夫だった?』
東「さっき寂しくなっちゃったんだけど、至があやしてくれたんだよ。ね、凜。」
凜「うー!」
『そっか!よかったね、凜ちゃん。』

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作者名:宇宙 | 作成日時:2018年6月29日 11時

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