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私の腕で気を失った照。
急いで救急車を呼んで、病院に向かった。
光「兄さんしっかりして！！」
ばたばたと動くお医者さんたちに呆気にとられ、
とめどなく溢れる涙を抑えられない。
不幸というのは予告なく訪れる。
ただ
希望を捨てた瞬間、奇跡も突然訪れるんだ。
HUMAN ORGAN
FOR TRANSPLANT
しかしそれは
誰かが不幸になった証しでもあった。
光「奇跡なんて信じません。
でも…兄さんには、1度くらい起きて欲しい。」
だから私たちは生きていることに感謝して
一生懸命に、思い切り幸せにならなければいけない。
彼と共に。
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作者名：あんむ（みし）
| 作成日時：2021年10月28日 23時
