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現場に行ってもなお収まらない動悸。
ただ、騒がしいことに気づいた。
“どうせ犬の骨だろ”
「いや、にしては大きすぎますって！」
どうやら、骨が埋まっていたらしい。
写真を撮って深澤代表に送る。
“おい、なにしてんだ！”
照「動画も撮ります」
「とりあえず代表と渡辺理事呼ぶわ！」
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翔「…それは、がちで人の骨なの？」
照「まだ分かんないっす」
翔「焦った〜〜、俺見ても分かんないし。
来る意味あった？」
何回となく思うことだけど、こんな奴が理事で
果たして大丈夫なのだろうか。
深澤代表も来る様子がないから直接行くことにした。
会議中、ノックして代表を違う場所に呼び出す。
照「監督は代表を呼んで決定させるって、」
辰「問題になったら責任を取らせる気じゃん。
俺の父さんも…」
照「渡辺理事に聞いた。
例のビルを設計したのは親父さんだってな。
だからこそ信じる、親子揃ってミスしないって。」
辰「俺に決定権はねぇよ」
照「…お前、どうしたんだよ？」
辰「君の仕事は現場を確認すること、いい？」
おかしい、何かがおかしい。
今まで行動力があった人が何故だんまりを決め込む？
疑問に思った俺はきっと今1番相手に効くであろう人に
頼み事をすることにした。
「代表は今、不安になっている。
些細な事でも確認をするべきだ、
そうじゃなきゃ、代表が責任を取らされるぞ？」
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作者名：あんむ（みし）
| 作成日時：2021年10月9日 23時
