ただ愛する仲 Ⅱ【Hikaru.I】 (ページ3)

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「血圧が高いので、自律神経の乱れかも知れません。
　下半身麻痺の方に多いんです。今夜は入院を。」

…岩本ってそんなによく居る名字かな。

担当してくれた方の名前が岩本光莉さんだった。

ちょっと、あの男の人に敏感になりすぎてる。
1回忘れないと気が休まらない。

『あんなにお酒飲んだら健康な人でも倒れるよ…
　私がお酒を煽ったからだ、』

大「何でAのせい？俺が勝手に飲みすぎたの！」

『うわ…止めるべきだった、』

大「にゃは、大丈夫！もう帰っていいよ。
　お母さんが心配するよ？」

名残惜しい気もしたけど、それもその通りかもしれない。
手を降って病室を出た。

　

「あの！」

『あ…友人になにか！？』

さっきの岩本さんが駆け寄ってきたから
もう彼になにかあったのかと思ったけど、首を振られた。

光「そうじゃなくて…
　以前私達、どこかで会ったことは？」

『…さぁ、ないと思います…』

光「…そうですか、失礼しました。」

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