隅っこの彼2 (ページ39)

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お説教ページ39

大っ嫌いって言われちゃったなあまあ仕方ないよな
トイレを出てみんなの元へ向かおうとすると

「無理すんなって言ったろ？」

柱にほっくんは寄っかかっていて腕を組んで立っていた

「無理なんかしてないもん」

そうほっくんを見て言うと

「そーですか？」

呟いて私の前まで来ると手を引いて歩いてく

「何にも聞かないの？」

「無理してねーんだろ？なら別にいい」

笑ってそう言った

大我くーんまだ1日目だけどもう無理そうですよ空を見上げて思ったんだ

スキーも終わり旅館に向かっているバスの中
思い出すのは美勇人の顔でおまけにスキーの終わり間際

「今日少し話さない？あとで連絡する」

なんて言われたんだ溜息をついた私に

「お前熱でもあるんじゃない？今日いつもに増して変」

ほっくんは私のおでこに手を当て
あれ？おかしいな超平常なんてまた呟いた
それで余計に顔が赤くなる
もういい考えても仕方ない今は精一杯楽しむ！

一旦荷物を部屋に置くことになり
30分後夜ご飯の部屋に集合になったけど
部屋に入り樹と私はベッドにダイブしてはしゃぐ中ほっくんは外を眺めてる

「あ！樹トランプ探す！」

「ナイス！A！」

そう言って勢いよくリュックのファスナーを開けて探し出すトランプは見つかったものの
私と樹はベッドで2人正座していて

「ねー二泊三日だよなにこれ？ねー樹？
こんなにおやついらないよね？
こんなにどこで食べるの？
現地で絶対その場で買っちゃうでしょ？
ねーA？まだヘアアイロンは分かるよ
どうしてぬいぐるみが入ってるの？
絶対にいらないよね？
ドライヤーだって泊まるとこにあるよね？いらないよね？
2人ともどこに何しに来たの？」

「いや、でっでもほら夜とかおやつ食べたくなるじゃん？恋しくなるじゃんポテチとか？」

「そ、そうだよねぬいぐるみだってあると安心するしドライヤーだってないかもしれないもんね」

「ポテチは売店に売ってるし
ドライヤーなければここの人に言えばいいし
ぬいぐるみに関してはまじでいらない」

ほっくんの一言でまた樹と私は俯いた少しするとほっくんは笑って

「おやつもみんなで食いたかったのは分かるし
ドライヤーだって不安だったんだろ？
ぬいぐるみはまあうん
全くもうほら片付けてご飯行くよ
帰って来てトランプしてお菓子食うんでしょ」

そうだ結局いつも最後は絶対ほっくんは笑って許すんだ