今だけ 大我side ページ25
ケチャップを買いに来たただそんだけだったんだけどな
見覚えのある後ろ姿が目に入り思わず声をかけた
「Aちゃん？」
彼女はゆっくり振り返り
「あー！大我くん？！」
なんてびっくりした顔をして笑う
近寄る彼女に
ひとりなの？珍しいねと声をかけた
どうやら明日に控えた修学旅行の買い出しに来たらしい
手伝うよそう言って
なにを買ったんだろう紙袋は少し膨らんでいて俺はそれを彼女の手から奪い日用品コーナーへ足を進めた
「ありがとー！大我くんなにしてたの？」
「ケチャップきれたからって頼まれちゃって」
俺の答えや俺の問いかけににこにこ聞いたり話したりそんな彼女は可愛らしくて
北斗があんなに彼女に必死なのがすぐにわかるし
樹が彼女と一緒にいるのも理解できる
ピンクの方が可愛いよね？なんて歯ブラシを選ぶ
彼女にピンクも可愛いけどAちゃんは
黄色かな？なんて選んだりして
歯ブラシひとつに可愛いなんて表現を使うそんな彼女が可愛いし
歯ブラシひとつに可愛いさを求めるのは
北斗の為なのかな？なんて思うとまた可愛らしい
「大我くんは優しいね」
彼女はそう言って
俺の選んだ黄色の歯ブラシをカゴに入れた
俺も君と北斗みたいに出会えたらな
なんて少し思ったけど
微笑む彼女にそんな感情はすぐ消えて
「ほんと？そんなこと言ってくれるのAちゃんくらいだよ」
そう答えて
いつも北斗が撫でてるけど
今だけって言い聞かせて頭を撫でた
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Milk-tune aran(プロフ) - はじめまして、非常にメンバーの特徴が捉えられてて面白いです!!更新頑張ってください！ (2017年12月29日 23時) (
レス) id: 910b751467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぅ
| 作成日時：2017年12月22日 23時
