ネージュに染まれseason3 (ページ13)

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ここだけにここからページ13

たかが1週間と少しなのに緊張するのは

きっとここが私にとって当たり前になってたから

早く帰りたくてたまらなかった

でも怖かったんだ

これ以上触れられると

これ以上知られると

離れていってしまうかもしれないって

宮「大丈夫だよ」

玄関の前で涼太が私の頭を撫でてくれたから少し落ち着いて

ゆっくり家の中に入りリビングの扉を開けた

『た...だいま』

あー

なーんで揃いも揃ってみんな居るかな

見渡して俯いた私にすたすたと歩いてくる足音が聞こえて

「Aごめん俺ほんとごめん」

ぎゅっと私を抱き締めた

ねえやめてよなんも悪くないじゃんか

『翔太はなんも悪くないよごめんね翔太』

ゆっくり背中に手を回せば翔太はきつく抱き締めたけど不思議と痛くないんだよね

渡「気が気じゃなかったこの期間
ほんとごめんAどうしたら許してくれる？」

馬鹿だな

『私こそまだちゃんと出来てないんだよ
だからさ私のことも許してくれる？
これから頑張るからさちゃんとするからさ』

渡「ばかごめんなほんと」

翔太はそっと離れると私の頭をゆっくり撫でて優しい顔で微笑んだ

ああどうしよう私はここが好きだ

この人たちがきっと好きなんだ

深「Aおかえり」

ふっかが優しく微笑むから

目「まじばか頼れって言ってんじゃんばか」

蓮が私をじーっと見てそんなこと言うから

泣けてきちゃうじゃんか

『ただいま』

もう一度言葉に出したんだ

私の帰る家はもうここだ