ネージュに染まれseason3 (ページ2)

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刺されてハートページ2

『おは......え？』

岩「しーーーっ」

リビングを開ければ蓮以外揃いも揃ってみんないて

中庭にはふっかと女の人が座ってる

阿部ちゃんの横に座り

『なにあれ？』

欠伸しながら呟けば阿部ちゃんは首を傾げながら私の寝癖を整える

宮「はい、Aコーヒー」

『わあありがとう』

涼太は私の前に腰を下ろすとふっかの方を見て家の外でやってくれよなんて呆れてて

ラ「ふっかさんの彼女だっけ？」

渡「ちげーよ元じゃねえの元彼女」

岩「あんな人だったか？」

佐「いや、違う気がする」

向「元の元ちゃう？」

ラ「んー元の元は違うと思う」

なんだこれ

ふっかと女の人の雰囲気とは裏腹にほのぼのしてるリビング

あ、こういうの初めてじゃないんだなとか勘ぐってみたり

阿「ふっかの女の子はいつも家でご対面してる気がするのは気のせい？」

阿部ちゃんがドーナツを一口食べると涼太は私を見つめて笑ったんだ

宮「優しすぎて終わり方が曖昧なのも考えものだよね」

ああ

そっか

ふっかは優しすぎるから

中庭に座るふっかは女の人の話しを小刻みに相槌を打ちながら聞いていて

時たま眉を下げるんだ

多分彼女との間にはなにか特別なものがあったんだと認識するのに時間がかからなかったのは

ふっかの目が特別なものを見る目だったから

時より苦しそうな顔をするふっかを見て

胸が少し痛かったのは

似たような顔を樹にさせてたから

『心臓痛い』

ふっかの方を見て呟いた私の言葉にみんな聞こえてないふりをしたんだ