ネージュに染まれseason2 (ページ22)

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可愛い×岩本ページ22

結局ラウちゃんに見つかりびしょびしょになるジェットコースターまで堪能した26歳

「A髪やっば」

『ひーくん私目元パンダになってない？行ける？』

「んふふふ大丈夫。貸してふいてあげるよ」

『ありがと～ラウどこ行った？また見つかったら連れ去られる』

「自分のことお姫様みたいに言うじゃん」

『違った？』

向かい合いながら座る私とひーくんは目を合わせて笑う

「ねえA？楽しい？」

『ん？楽しいよ』

「ならいいんだけど」

『ひーくんは？』

「楽しいよ」

『なら良かったよ』

「Aってさ近くに置いておきたくなるよね」

『ん？』

「迷子にならないように置いておきたくなる」

『そんな子供っぽいかな？』

首を傾げた私に身を乗り出すように近づいたひーくんは目尻に皺を寄せて笑うんだ

「そんくらい可愛いってことかな？」

屈託のない笑顔で言われると心臓に悪いのはまるで本当のことを言われてるみたいだからなのかもしれない

『...っラウ探してこよ』

ほらラウちゃんに見つからないように逃げてたはずなのに

これぞまさに動揺も動揺だよ