夢の外でハグをして ページ16
『ちょっと頭の上で枕投げやめてよほんとさ』
向「頭の上は通ってないで身体の上なら通ってるけど」
『そういう屁理屈ほんとよくない』
ラ「ねーむぃー」
深「そろそろ寝ようか?」
佐「さすがに寝ようもうこんな時間だし」
『はい、寝るよおやすみなさい』
阿「早っおやすみ〜」
全「おやすみー」
とはいったものの
どのくらい時間が経ったのだろう
目を瞑って中々の時間が経ったと思う
なんならみんなの寝息はちゃんと聞こえてる
やっぱ寝れない
起こさないようにと音を立てずに起き上がろうとしたら右側から伸びてきた手が私の頭に触れた
ゆっくり右を向けば真っ暗でも少しわかるくらい中々近い距離に蓮がいる
目「寝れない?」
『まだ寝てなかったんだ』
目「Aが寝てからにしようと思って」
『ほんとは眠いでしょ?』
目「別に大丈夫」
でた、負けず嫌いの強がり
ゆっくりと規則正しく私の頭を撫でながら肩肘ついて私の目を見つめる蓮が暗闇に慣れてきてはっきり見える
『寝かしつけてるの?』
目「それが俺の役割でしょ?」
『赤ちゃん扱いじゃないなんか?』
目「小声で話すの辛いんだから早く寝なって」
『無理寝れないやっぱ』
少しだけ私の声が掠れたタイミングで蓮はゆっくり私の頭を胸元へと引き寄せたんだ
なんだよこれ
カップルみたいじゃん
目「今まあまあバクバクしてる」
『うん』
目「恥ずかしいから寝て」
私をぎゅっとした蓮に私も心臓がバクバクしたんだよね
『処方箋高くつきそうこれ』
目「いつかまとめて払ってもらう」
なんて笑ったあと少しして私は夢の中だったし次の日起きたら蓮はきちんと自分の布団の中にいた
この時の私たちの会話を黙って聞いてた人がいたなんて
私は知らなかったんだ
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作者名:むぅ | 作成日時:2019年9月14日 1時