ネージュに染まれseason2 (ページ1)

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開示は早急に佐久間side ページ1

「へえ～ならそれはさっくんが任されるわけ？」

『あ、うんそうだから後輩に教えたりとか』

「え、凄いじゃんそれって
待ってお肉ってこれでいいよね？」

『うん、これの通りって言われたからそうだね』

「ん、さっくん期待されてるんだよ凄いね」

じゃんけんで負けてAと買い出しに来たものの

なんだかいつも以上に俺について聞いてくる

『あ、のさ？』

「んー？あっ！さっくんこれ食べたい今」

『ん？あ、食べる？いいよ食べよ』

「ありがとう」

気まぐれなAに振り回されるのは割と慣れてきてるけど
俺のことなんて別に今まで必要以上に聞いて来なかったくせに

満足そうにたい焼き頬張るAへ疑問を投げかけた

『なんでいきなり、さ？』

「ああ、うんみんなのことそんなに知らないから知りたいなって思ったんだよね
なんとなく知っていきたいなって」

Aは俺を見てふふふと笑うんだ

なら君も君のことを教えてくれるのかな？

とか思ったんだけど

俺だって知りたいよって

でもなんでか口からはやっぱり出なくてさ

でもね君が俺らのことをまずは知りたいって思ってくれただけでさ

嬉しかったんだよね