ネージュに染まれseason2 (ページ47)

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星の数ほど謝ってページ47

樹「んはっませてんなーあいつ」

『ごめんね』

樹「いや、俺が逆の立場でも言ってると思うから...きょもまじ戻ってて
今のきょもはAにこれ以上会わせらんない俺」

樹の言葉に大我は唇を噛んで私を悲しそうな顔で見つめるんだ

樹「きょもねえ...」

大「分かったから...A？」

私の名前を呼んだ大我は少しだけ目を細めてて

大「いつでもいいから連絡して」

優しい顔で笑うと私に背を向けて車の後部座席に乗り込んだ

樹「Aちょっとだけいい？」

樹がイートインスペースを顎でしゃくると優しい顔で微笑んで

樹「今から髙地のとこ行くとこでさ」

『そっかこーち久しぶりに会いたいな元気かな～』

樹「相変わらずな...Aきょもには言っとくからなにも気にすんなよ、な」

優しい顔で私を見つめる樹を見て

ひーくんとの約束を思い出したんだ

とびきり私に優しくていつも優先してくれていつも味方でいてくれる

そんな樹の優しさに昔から甘えてたのは私だった

『ねえ樹？前言撤回だよ』

樹「ん？」

『樹...私ほんと嫌な奴だ』

樹「...それは俺が決めるよ」

『樹...今日から友達として近くにいてほしい』

口にすると今までの全部が溢れてきて泣きそうになったのを必死で堪えたのに

樹は目尻に皺を寄せて私の大好きな顔で笑ったんだ

樹「...おっけー」

ごめんねを飲み込んで

『...っありがとう』

何度言っても言い足りない言葉を口にした

樹「俺お前のその顔弱いからやめろよばか」

眉を下げて笑ってみせた私の頭を樹はクシャッとして微笑んだんだ

やっぱごめんだよ樹