ごあいさつ ページ5
行くか
そう言った先生の後をついていく
教室に入る前
ここでちょっと待っててと私を廊下に立たせて先生だけ中に入る
うるさかった教室は少し静かになりまたより一層うるさくなる
や、まじで騒がしいの無理なんだけど
なーんて呟いた時
教室の扉が開いて入って一応挨拶しとこか？先生が言った
教室に入り黒板の前に立つ
聞いてはいたけど本当に男しかいないな
あ、挨拶か
「櫻井ひまり」
名前だけ言って頭を下げると
先生がは？お前それだけ？なんて小さい声で言い目を見開いた
他にある？
私の声はでっかい声にかき消されて
「あーーーーーーっ！1年じゃなかったの？」
勢いよく立ち上がった男の子は
道案内とマシンガントークを繰り広げた彼で
目をパチパチして私を指差している
なんかその姿がおかしくて
「1年だなんて言ってないんだけど」
私が笑うと彼は口を抑えると椅子に座り顔を伏せる
本当騒がしい人
櫻井あそこ座って先生が言い指差したのは窓際後ろから2番目の席
私は頷いて席に向かいながら視界に入る1番後ろの窓際の男の子は綺麗な金髪の髪と白い肌が女の子みたいで窓の外をジーッと見つめてる
近寄りにくそう
一瞬見ただけでそう思った席に着き
先生の話しを聞きながら
私も外を見つめる
何事もなく2年終わりますように
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作者名：むぅ
| 作成日時：2017年12月29日 0時
