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触れれば犯罪か? ページ6

ガチャッ







扉を閉めたタイミングで目の前の真っ白な扉が開いた








「うわあびっくりしたあああ」








『あっごめんなさい。私今日から...え?』








「かっわいいいいい!あ、綺麗?ん?美人?とりあえずお婆さんじゃない!びっくりいい」







『ん?』








「あ、ごめんなさいラウールです16歳です」







『あ、Aです』







顔のすれすれまで近寄ってきてきゅるっとした目で私を見つめるとにっこり笑う







未成年ってこの子か





ん?






未成年ってよりも






ペット感が...







いや、それにしても可愛い顔だなとか






16歳に免疫がなさすぎてにこにこ笑うこの子に微笑めば






私の手を握った彼は少し上から私を見下ろした








ラ「疲れちゃうよね〜引越しって
疲れちゃってたら無理して笑わなくていいよAちゃんっ
ほら美味しいご飯食べよお」








んふふと私の手を引いて歩き出す








私疲れた顔してた?







何もしてないのに?







無理して笑わなくていいよ








なんて言われたことあった?







って







階段を降りながらこの子本当に16歳なの?って








お尻に尻尾が生えてるみたいにルンルンな彼の後ろ姿を見て






私はとんでもないところに来てしまったかもしれないって







ほんの少し思ったんだ

野球チームかよ→←捻くれて曲がる



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作者名:むぅ | 作成日時:2019年8月20日 0時

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