歳って後付けなんですよ ページ15
目ラ「絶対に嘘」
『いや、だから本当だって』
ラ「Aちゃん女の子これみんな好きだよ」
『ラウちゃん女の子の歳じゃないのよお姉さん』
ラ「Aちゃん違う違う今時お姉さん達もみんな飲んでる」
『私インドアだから』
目「そう言うことじゃない気がする」
『いや、なんかおたまじゃくしみたいでちょっと食わず嫌いかも』
ラ「それ岩本くんに言わないほうがいいよ」
『そう？』
長身2人の寄り道はタピオカらしく可愛いお店に並びながらタピオカの魅力を16歳が必死こいて教えてくれている
『お任せします』
2人に完敗して身を委ね財布をポケットから取り出せば蓮は私の手を引っ込めてお会計をすませる
ラ「めめかっこいいでしょ？」
ラウちゃんは素早く受け取り口へと向かいにこにこしながら出来上がるドリンクを待っているけど
『私の方が歳上だよね？』
目「あ、うん。で？」
『いや、払うよ』
目「んふっ。女の子にお金払わせない主義だからさ俺」
『いや、女の子な歳ではないんだよなあ』
蓮はぶつぶつ言う私の頬を両手で掴むとにっこり笑った
目「俺がやってあげたくてしてることなんだから黙ってありがとうって言っときなよ」
『あ...りがとお』
目「んふふ」
手を離した蓮は私の頭を優しく撫でる
ラ「めめありがとおおおAちゃん来たよおおお」
頬を真っ赤にした私がこの後タピオカの虜になったのは言うまでもないんだ
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作者名：むぅ
| 作成日時：2019年8月20日 0時
