ネージュに染まれ (ページ12)

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君のはじまして深澤side ページ12

『誰だよクレアおばさんみたいな人が来るとか言った奴は』

阿「こーじだよ」

向「いやいや、だってオーナーさん言うてたから」

宮「んーガードが99%って感じだよね～」

渡「そんなことよりもなにあれひっさしぶりに見たよあんな美人」

『そこじゃないのよねえ』

向「いや、そこもありますよねやっぱ」

岩「てか、ラウール寝た？」

宮「おねえんねえって言ってたよね」

阿「おやすみいいいって言ってたけど？」

岩「なら、いいや。ねえ、ルールはないって言ったけどさふっか？」

照はきっと触れてくると思ってた、ルールはなんてないよここに

『Aは女の子だからねある程度は考えて行動しなきゃね』

濁して言えば舘さんと照は黙って俺を見つめててそんな中で口を開いたのは翔太だ

渡「別に関係なくね？」

佐「関係ないとは？？？」

渡「色々？関係なくね？ってこと
佐久間とラウールは気にしなくていい」

佐「なに？俺はラウールと一緒なのか？そうなのか！」

舘さんはふふふと笑い翔太を見る
翔太はきっと色んなことを含めて言っているのだろうけどスマホをいじりながら
めんどくせえなこいつ、なんて女の子のメッセージ画面に向かって呟いてるとこが末恐ろしい

目「ただいまっすー、てか誰か女の子連れ込んでます？」

『は？』

目「え？ラウ？そんなわけないですよね？」

向「え？めぐきゅんAちゃん見たん？」

目「えっ？あっ、あ～あの子が住む子か
あーやっべぇ、いや、まあいいか」

目黒が少し考えるそぶりをしたあと、まあいいかなんて言いながら階段を登っていく姿に少しだけ胸が騒ついた

お前まさかやらかしてねえよな？って

でもこの時脱衣所でなにが起こっていたとか目黒は俺らに言うことなんてなかったし

勿論その時に見たものを言うこともなかった

それはAも同じ

少なくとも俺らはみんなAが何かを抱えてること少なからず勘付いていて

宮「まあ、でも姫は大切にしましょうということで解散でいい？」

『あ、はいそれでお願いします
ん？姫はお仕事何をしているのかしら』

そーんな俺の言葉は阿部ちゃんの欠伸をしながら放った一言で解決した

阿「ああ、絵本作家さんらしいよ凄いよね
だからほとんどお家にいるってさ～」

さあ、新しい俺らのシェアハウスの始まり