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「やべえええええ」
顕嵐やスマホ族たちが
可愛すぎるーーと
ニヤニヤする中
ん？ドア開いたよなってドアの方を見ると
北斗が片手で口を押さえて立っていて
私を一直線に見ている
それに気づいた安井さんが
「北斗じゃん！」
って声を出した
スマホ族たちがあー北斗くんー
とか北斗ーって一瞬騒いだけど
すぐにこのアングルがとかスマホを各自持ち出し話し出す
「おまっ何してんの？」
って冷静に突っ込まれたから
恥ずかしくなって
「さいあく」
うつむくと北斗は私の方に向かって歩いてくる
私の前で止まると
耳元まで屈んで
「お前にならいつでも逮捕されてもいいよ」
なんて呟いたから
私の顔はゆでダコみたいに真っ赤になって
一瞬でフリーズした
そんな私を見てニヤっと笑ったと思うと
北斗は脱いだコートを私に掛けて
「いくら店の中でも寒いだろ
着替えておいで」
って頭をポンポンってしてカウンターに向かった
そんな北斗にまたより一層顔が赤くなったことなんて私は気づいてなくて
少しだけ心臓の音が早くなった
そんな私を顕嵐がじーっと見てたのを知ったのは少しだけ先の話
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作者名：むぅ
| 作成日時：2017年12月18日 1時
