特別 (ページ25)

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アホでバカそうだから勝てると思った自分を悔やみたい

「きゃあーーーーーーー」

私の声とともに崩れ落ちたジェンガ

イェーイとハイタッチする長妻くんと他の方達

長妻くんを思いっきり睨むと

「で、でも最終的にはAさんがいいよって言ったもん」

なんて言うから可笑しくて
確かにそうだな私言ったなって思って

「分かってる
着ますよ持って来て」

ってにっこり笑うと長妻くんが
はーいって勢いよく二階に駆け上がって行った

「なんのコスプレがあるの？」

顕嵐が耳元で問いかけてくる

「んーわかんないんだよね
でも着ぐるみ的なのだと思うよ」

そう言うと

なーんだってぷーっとほっぺを膨らませて座るから
可笑しくて
顕嵐のほっぺを挟んでやった

「なにすんの？」

なんて言いながら少し照れたのか顔が赤くなってる

「お待たせしました！はいっAさん」

後ろから声がして
くるっと周ると
目の前に長妻くんがニコニコと笑顔で差し出していて差し出されたものに目を向ける

周りのメンバーは
わおっ！て声を上げていて立ち上がり私
顕嵐くんは立ち上がり
私を見るとニヤっと笑い
やばっと片手で口を押さえている

差し出されたのはミニスカポリスのコスプレで

「やだ！絶対にやだ！無理ですやだ！」

「お願いします。
ね、Aさんー。お願いですからね。ね！」

「やだー！」

すると安井さんが口を開いた

「でもさー
Aちゃんがいいって言ったじゃん。
これは
ほらまだながつ19だし
約束事大人の人って守んないんだなんて思っちゃったら可哀想」

なんて首を振る
安井さん
貴方悪魔だったんですね

ねえ安井さん

少し考えて
でも確かに
私が承諾したのには間違い無いんだから
よしもういいやどうにでもなれと

「わ、わかった！
着るから着ますから！」

と言うと
長妻くんと安井さんはハイタッチして
他のメンバーは拍手した

こうなったらちゃっちゃと終わらせようと

着替えたが中々短いスカートに違和感しかない

まあまあ胸も開いてるし

これは本当に誰得なんだ？とか考えて

あーもういいや

ってみんなの待ってるフロアに出た