ど ん と ら い く 永 瀬 ** Ren . N

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そのあとすぐに試合は終わって 、
助かったけど ぶっちゃけ ･･･



･･･ ちょー 足痛え ･･･



立ってるのも痛くて 、
ずっと右足に体重かけてる 。




永瀬がどっか行ってくれたら
そーっと 保健室に行くのに 、
何故か 近くに居る 奴 。



殺気立った視線を送ってたからか 、
永瀬がこっちに気づいて

あろうことか近づいてきて

しかも謎なことにあたしの左側にしゃがんだ 。




すると 、 突然左足に来る激痛 。



「 〜〜〜〜 っ 」



痛すぎて声もでません 。
涙もにじんできました 。

永瀬が 、 あたしの左足を
つんつんしたんです 。



憎しみと精一杯の怒りをこめて
永瀬を睨む 。

平気なフﾘしてたのに バﾚたのも悔しいけど
なによりあたしのこと嫌いすぎでしょ ･･･





廉 「 御前 、 痛いならはよ言えや 」

「 ･･･ 関係ないじゃんか 」

廉 「 御前なあ ･･･ 」

「 もういいからあっち行ってきなって 」

廉 「 そ 、 ほんなら 」




奴はくるりとあたしに背を向けて
あっち に歩いていった 。



永瀬は撒けた 。

しかしどうしよう 、 立たれへん ･･･



早瀬さん 、 大ピﾝﾁです 。




廉 「 御前ほんま可愛くないな 、
　 無理なら無理って言えや 。 」



なぜだか知らないけど 、
またまた戻ってきた永瀬 。



「 う 、 うるさい 」

廉 「 安心せえ 、 パｼったりせえへんから 」




そんな 何もかも見透かされたような
むかつく台詞とともに 、

あたしの体は宙に浮いた 。




「 ･･･ へ ？ 」







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