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丸山：スーパーノヴァは突然にページ21

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「突然呼び出してごめんね」

隣のクラスの丸山くんは学年の人気者

そんな彼からの突然の呼び出しに内心驚きっぱなし

『…うん、大丈夫』

あとの展開はだいたい予想はつくし、答えだってもう決まってる

「あのね、えっと」

『うん、なに？』

「あの。俺ね、」

ふいに視界がぐらついた

腕を引っ張られて気付いたら丸山くんの腕の中だった

「好き、とはちょっとちゃうねんけど」

好きっていう言葉がどれくらいの愛を伝えれるんか分からんから、あの、俺、たぶん。たぶんやけど、Aちゃんのこと、好き、よりも一個上。愛してるやったらなんか飛びすぎた感じやから、えっと、あの。
いや、簡単に言ったら、Aちゃんのことが好き。うん、そうやねんけど、えっと、ちょっとニュアンスが違うかなって、あの、難しくしすぎなんは分かってんねんで？うん、やけど、愛…やったらなんか重たいし、あれ、これさっきも言うたっけ、まあとりあえず、うん。そういうことやねんけど、難しいよな、なんか。ごめん。えっと、もっかい説明した方がええかな、えっと、簡単に言えば好きではない。好きの一個上の気持ちやねんけど、ら、ライクとラブの中間？え、そんなんある？いやまあとりあえず……

よく分かんないよ

え、や、やんな？ごめん。はい、まとめます。えっと好き、じゃなくて、あの…

丸山くん？

は、はい

丸山くん変

や、や、や、やんなっ、ごめん

顔真っ赤だよ

へ？！

ばーんって爆発しそう

せ、せえへんよ？！

うん、とりあえずさ、苦しいから離して

あ、ごめ

うん、はい。じゃあ気を取り直して

『大好き』

▽スーパーノヴァは突然に
(あかん)
(ほんまに爆発しそう)

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