▽ LUV LUV. (ページ13)

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村上：死が二人を分かつまでページ13

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死が二人を分かつまで病めるときも健やかなる時もこれを愛しこれを敬うことを誓いますか

「あほらし｣

君は本当に。ロマンというものを知らずに生きてきたのね。そんな目で彼を睨む

ソファーに寝転がった彼は一瞬私を見てチッと舌打ち

お世辞でも可愛いなんて言ってやらないからな、このバカめが

「お前はちょっと早まりすぎやて｣

大体まだ１ヶ月先やぞ？なんて言われてカレンダーに目をやる

『……うわ、嘘でしょ？もう１ヶ月しかないの？』

式までもう１ヶ月しかないと焦る私を彼はまた冷たい目で見る

あほってストレートに言われたら否定する余裕もなくなるわ、あーほー

『ちょっと、ほら。練習するよ』

うとうとしてる彼の腕をペチペチ叩いて起き上がらせると、不機嫌気味に頭を掻いて溜め息

『練習しなきゃ』

彼の隣に座り、コホンと咳払いをして背筋を伸ばし

死が二人を分かつまで病めると「やめやめ！｣

「やるんやったらもっと感情いれて読め、あほんだら｣

今度は信ちゃんが咳払い

死が二人をわ『だめ！無理！』

『そんな感じで言われたら相手が向井理でも誓えるか、ばあっか！』

「んやねん！ほんならお前が言ってみろや！｣

『おぉ、言ってやるよ！耳がちぎれるくらいちゃんと聞いとけよ！』

コホン

死が「聞こえませぇぇぇん｣

「声が蚊みたいで聞こえませぇぇぇん｣

『もう！なんでもいいわ！誓うんか、誓わんのかどっちじゃい！』

なんて言ったら、誓うに決まっとるやろくそって乱暴にキス

▽死が二人を分かつまで
(あなたを愛せる自信)
(ないわけがない)

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