第9話 ページ10
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◎たらこside
目が覚めると見慣れた天井が広がっている。
時間を見ようとスマホに手を伸ばしたとき、着信音が鳴った。
画面には“サボテン”と書かれていた。
「おっ、起きてんのか。体調はどうだ？今日行けんのか？」
「...ぅん、」
「そりゃよかった、じゃー準備できたら来いよー」
切られた。
大きく伸びをして、重い身体を起こす。
さっきは気づかなかったが、Aからも連絡があったようだ。
A昨日はぐちつぼさんがたらこのこと運ぶの手伝ってくれたんだからね
Aしっかりお礼しときなよ!
Aげんぴょんさんとこんそめさんにも!
はぇー、そうだったのかー。
とりあえず身支度を整えて家を出る。
コンビニで梅ねりでも買ってあげるかー。
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超会議2日目。
広い会場だ、1日では当然周りきれない。
1日目で周りきれなかったところへ向かう。
昨日に次いで歩き続けているので疲れは残っているが、好きなものがあるところはやはり楽しい。
楽しい時間はあっという間とはよく言ったものだ。
ちらほらと帰り始めている人も見える。
周りのブースを見ると終わっているところもある。
道中、Aいるかなーと淡い期待を持ちながら、踊ってみたブースの付近に行ったが会えなかった。
「俺らもそろそろ帰るかー」
ぐちつぼさんがそう言うと、原人さんやこんそめさんもそうだなー、と賛同していた。
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またもや居酒屋に来てしまった。
今日はさすがに飲まなかった。
次のボドゲの予定立てたり、最近ハマってるゲームについて話したり、2日間会っていても話は尽きない。
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「じゃーなー」
「おつかれー」
原人さんとこんそめさんとはここでお別れ。
2人に別れを告げ、俺たちも帰路につく。
最寄り駅のホームに着き、ふと左を見ると数車両前にAの姿があった。
「あれ、Aさんじゃね？」
「ホントだ！Aー！」
いきなり呼ばれたことにビックリして驚いた表情でこっちを見る。
俺たちの姿だとわかれば、笑顔で向かってくる。
『わぁぁあ！たらことぐちつぼさん！』
「A帰り遅いね、どっか行ってたの？」
時刻は22時過ぎ。
『今日は打ち上げだったんだー』
3人で帰りながらAは鼻歌を歌っている。
「Aさんめっちゃ機嫌いいな」
「絶対お酒飲んだでしょ」
『うんー！飲んだー！』
スキップが止まらない。
こけないかな、こけろ。
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くろあ - すごい…！gtさんが昔を思い出すところは泣けた…！！！これからの更新楽しみにしてます！応援させてください！ (2021年8月15日 22時) (
レス) id: 008344802c (このIDを非表示/違反報告)
る(プロフ) - ろとさん» ありがとうございます！嬉しすぎるお言葉です！亀更新ですがよろしくお願いします！ (2020年9月16日 19時) (レス) id: 81b5ab5178 (このIDを非表示/違反報告)
ろと(プロフ) - すごい面白いです！展開めっちゃ気になります！！更新楽しもにしてます！ (2020年9月13日 16時) (レス) id: 7075e77ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：る | 作成日時：2020年9月5日 0時
