第6話 ページ7
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｢｢｢かんぱーい!!!｣｣｣
グラス同士がぶつかり合う音が鳴り響く。
疲れた身体に、飲み物が染み渡っていくのを感じる。
「...かぁぁあ!!うまい!!」
『おっさんかよ』
勢いよく飲み、ぷはー！というたらこ。
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1日目のプログラムが終わった後たらこに連絡をし、みんなで居酒屋に来た。
「Aは飲まないの？」
『明日もあるしねー、たらここそ飲みすぎないでよ？』
5人の中で私だけがウーロン茶。
たらこは以前、お酒を飲みすぎて寝落ちで学校に遅刻したことがある。
店で寝られたらたまったもんじゃない。
誰が連れて帰ると思ってんだ。
「大丈夫だって！それくらい俺もわかってるから！」
__________その言葉を信じた私が馬鹿だった。
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「おーい、たらこ」
「起きろってー」
たらこをゆさゆさ揺するぐちつぼさん。
顔が少し赤らんでいるが正常な思考を保っているげんぴょんさん。
やってんなー、と呆れ笑いをするこんそめさん。
みなさんとコラボの話を進めたり、他の限界の方々の話を聞いたり、楽しく飲んでいた矢先、いつもうるさいたらこが静かにしていることに気づく。
ふと視線を向ければ、机に突っ伏して気持ちよさそうに寝ているたらこの姿があった。
時刻は22:00を過ぎている。
こんそめさんが、
「たらこもこんなだし、そろそろお開きにしよっか」
みなさんもそうだなー、と帰りの身支度をする。
少々手荒いが、たらこに軽くビンタをする。
『ほら、たらこ起きて、もう帰るよー』
「...ぅうん、かえるう...」
子供か。何とかたらこを立たせ店を出る。
帰る方面的に、げんぴょんさんとこんそめさんはここでお別れ。
お2人に感謝を伝え、見送る。
「...じゃー、帰りますか」
『そうですね』
残ったぐちつぼさんはたらこの肩を支えてくれている。
たらこの荷物を持った私は後を着いて、駅まで向かう。
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『あ、次で私とたらこ降りるので、ここで...』
たらこを預かろうとぐちつぼさんに伝えようとしたとき、
「え、あ、駅同じなんですね。俺もここです」
偶然にもぐちつぼさんも同じ最寄り駅だった。
このまま俺がこいつ持ってきますよ、とスッと立ち上がる。
結局2人でたらこを送りに行く形になり、とぼとぼと帰り道を歩く。
『すいません...ご迷惑をかけて』
「いえ！Aさんは何も悪くないっすよ」
いつものことなんで、と笑うぐちつぼさん。
“いつも”って、毎度迷惑かけてんのかこいつ。
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くろあ - すごい…！gtさんが昔を思い出すところは泣けた…！！！これからの更新楽しみにしてます！応援させてください！ (2021年8月15日 22時) (
レス) id: 008344802c (このIDを非表示/違反報告)
る(プロフ) - ろとさん» ありがとうございます！嬉しすぎるお言葉です！亀更新ですがよろしくお願いします！ (2020年9月16日 19時) (レス) id: 81b5ab5178 (このIDを非表示/違反報告)
ろと(プロフ) - すごい面白いです！展開めっちゃ気になります！！更新楽しもにしてます！ (2020年9月13日 16時) (レス) id: 7075e77ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：る | 作成日時：2020年9月5日 0時
