第19話 ページ20
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◎ぐちつぼside
「...そーいえば、アイスのとき何かあったんすか？」
『...あぁー、いやー』
俺はバカか。気まずい話を逸らそうとして
より気まずくしてどうする。
「あ、全然！どうしたのかなーって思っただけなんで！」
慌てて話題を変えるために、
何かないか頭をフル回転させる。
うぉぉおお！思い浮かばねぇえ！
頭を抱えていると、Aさんがゆっくり、
『...懐かしかったんです、』
グラスの中の氷を見つめながら、
俺とは違って落ち着いて話を進める。
『最近見た夢にも似たようなことがあって、
...って、すいません！1人でベラベラと...』
「夢って、前に話してたやつですか？」
1日目の超会議の帰りに、
Aさんがチョロっと言ってたのを思い出す。
『よく覚えてますね！...そういえばあの時、
ぐちつぼさんも懐かしいみたいなこと言ってましたよね』
そんなこと言ったような、言ってないような。
すると、Aさんがクスッと笑いながら
『何か似てますね、』
「そうっすね、」
それにつられ、自然に俺も笑っていた。
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「...きも、」
「は？」
時は既に帰り道。
腹も膨れたことだし、一旦俺ん家に戻ることに。
「何でさっきからニコニコしてんの」
「してねぇよ」
前方にはたらことAさんが話し込んでいる。
俺の隣のやつは、さっきからディスってくる。
「Aさんと何かあったんでしょ」
またこのパターン。しかも今度はあろえかよ。
てか俺そんなにニコニコしてんのか？
乱れた心を取り戻すために眼鏡を押し上げる。
「別に何もねぇよ」
「何かあったんだー」
「おい」
全く話聞かねぇなこいつ。
俺があろえの方を向いて話しているのに、
あろえは前を向きながら淡々と話している。
「ぐっちはさー、」
チラッとあろえの方を向くと、
あろえの視線は前の2人を見ているのか、
俺とは目を合わせない。
「Aさんのことどう思ってるの？」
ゆっくりとあろえの視線は俺に向けられる。
その顔は笑っておらず、いたって真剣である。
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くろあ - すごい…！gtさんが昔を思い出すところは泣けた…！！！これからの更新楽しみにしてます！応援させてください！ (2021年8月15日 22時) (
レス) id: 008344802c (このIDを非表示/違反報告)
る(プロフ) - ろとさん» ありがとうございます！嬉しすぎるお言葉です！亀更新ですがよろしくお願いします！ (2020年9月16日 19時) (レス) id: 81b5ab5178 (このIDを非表示/違反報告)
ろと(プロフ) - すごい面白いです！展開めっちゃ気になります！！更新楽しもにしてます！ (2020年9月13日 16時) (レス) id: 7075e77ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：る | 作成日時：2020年9月5日 0時
