第11話 ページ12
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◎ぐちつぼside
「ずいぶんと仲良くなったね」
「ん？あぁ、Aさんと？まあな。」
「昨日何かあったんでしょ」
「別に何もねえよ」
Aさんを送った後、たらこと2人で帰る。
相変わらず何があったか気づくのが早い。
「ぐちさんが俺とAのこと送ったんでしょ？」
「何だ知ってんのか」
「Aから連絡きてた」
まるで人狼をしているかのような探り合い。
「ねえ別にいいじゃん、何話してたの」
「大したことじゃねえよ」
「やっぱ何かあったんだ」
異様にしつこいたらこ。こいつどうしたんだ。
そのしつこさに観念して昨日のことを話す。
「Aさんも同じ香川出身だったってだけ」
「...ふーん、それだけ？」
たらこは何かを考えるような仕草をする。
それだけ？って、まあそれだけだな。
「...もしかしたら、まさかね...」
「ん？どうした」
「いや、何でもない」
小声で何かを呟いていたが俺には聞こえなかった。
どこぞの探偵と言わんばかりの顔をしている。
「じゃ、俺はここで」
気づけばたらこん家。
疲れたー、と伸びをしながら家の前に行く。
「ついでだし、これあげる」
同時にスマホの音が鳴る。
画面にはAさんの連絡先が表示されている。
「えっ!?おまっ、勝手にいいのかよ!!」
「じゃーねー、これからもAと仲良くしてねー」
そう言い残すと、たらこは部屋の中へ消える。
仲良くっつったって...いきなり追加していいものなのか...!?
オドオドしている様子をたらこに見られているとも知らず。
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家に着き、落ち着きを取り戻すために正座をする。
ほ、本当に追加していいのだろうか。
本人から許可をもらったのであれば、なんの躊躇も無く追加できるのだが...
躊躇が無いってのは嘘かもしれん。
いやでも...！と頭を悩ませていると原人から、
原人ぐっちーAさんの連絡先持ってるー?
原人コラボのこと話し合うのに連絡先ないと不便でさー
そうだ！そうじゃないか！
俺はあくまで、コラボのことも兼ねて連絡先を貰ったに過ぎない。
全く、何に緊張してんだよ！HAHAHA！
そう言い聞かせるようにし、Aさんの連絡先を追加する。
コラボのことでたらこから教えてもらった、いきなり追加してすいませんっと、こんな感じでいいだろう。
きっと、酔ってそのまま寝てしまったのだろう。
返信は明日以降かな。
そのことを原人に伝えるために、画面を開く。
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くろあ - すごい…！gtさんが昔を思い出すところは泣けた…！！！これからの更新楽しみにしてます！応援させてください！ (2021年8月15日 22時) (
レス) id: 008344802c (このIDを非表示/違反報告)
る(プロフ) - ろとさん» ありがとうございます！嬉しすぎるお言葉です！亀更新ですがよろしくお願いします！ (2020年9月16日 19時) (レス) id: 81b5ab5178 (このIDを非表示/違反報告)
ろと(プロフ) - すごい面白いです！展開めっちゃ気になります！！更新楽しもにしてます！ (2020年9月13日 16時) (レス) id: 7075e77ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：る | 作成日時：2020年9月5日 0時
