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episode 20 ページ22

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「これ、お願いしていい?」




1限目終わりの休憩時間。

今日から5月、ということで前の席の赤葦くんに頼まれた仕事は
席替えのくじ作り。



「俺は新しい座席表作るね」





準備が私、後処理が赤葦くんとそう役割を振り分ける。






「あ、あと今日放課後委員会あるって」

「うん、わかった」






あれから昨日も今日の朝も
特に話しかけられたりしたわけもなく
ただ普通に何事も無かったかのように振舞う。



あくまでもホームルーム委員、またクラスメイトとして接しているよう。



……いや、むしろ赤葦くんはどこかスッキリしてるようにも見える。






「帰りのSHR終わったらすぐあるらしいから忘れないようにね。

まぁ、一緒に行けばいい話だけど」






でも、覗き込んで探りを入れるような鋭い目は変わらない。

様子を伺われてるって感じ。






「……忘れないよ。大丈夫」






その目から逃げるように視線を外すと教室の入り口付近に見えたのは
思考回路が不明で昨日お世話になったあの人の姿。






「あぁ!いたぁ!」






特徴でもある大きい声でこちらを指さすから
目の前にいる彼に部活関連の用があるのだろうと思ったが。








「恩人ちゃん!」








私の予想は外れて
大きな声が呼んだのは昨日つけられた私のあだ名。




驚く私を見て何故か赤葦くんは笑っていた。

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(プロフ) - カルマさん» ありがとうございます!コメント嬉しいです!頑張りますっ......! (2020年6月19日 23時) (レス) id: 48fe9f4fbb (このIDを非表示/違反報告)
カルマ - この作品大好きです!完結まで頑張ってください! (2020年6月19日 20時) (レス) id: 7ca463c807 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年5月2日 0時

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