検索窓
今日:10 hit、昨日:3 hit、合計:176,239 hit

episode 12 ページ12

.




目的地もなく走り続けて軽やかな風が冷たく吹き付ける。

身体は熱いまま重くなっていくけど
ただただ今は後ろが怖くて誰もいない前に進むしかない。



1度でも立ち止まれば簡単に追いつかれて入り込まれる。


寂しいって思うのに寂しさが無くなるのも怖い。





でも、さっき間違いなく私は期待した。

この人なら隣を埋めてくれるんじゃないかって。







「………っ、気持ち悪いっ、」








その"期待"が足を止めようとするけれど
瞬時に足を加速させる疑問が頭の中を駆け巡る。







_______________ 埋まったあとは?







考えれば考えるほど視界も歪んできて
気づいたときにはもう体全体で地面の冷たさを感じてた。


これが所謂オーバーヒートってやつなのかもしれない。

なんて頭の隅で思いながら





「………… 仮病どころじゃないじゃん」






耳元に感じた温もりを最後に意識を失った。

dialogue 1→←episode 11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (146 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
341人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 赤葦京治 , HQ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - カルマさん» ありがとうございます!コメント嬉しいです!頑張りますっ......! (2020年6月19日 23時) (レス) id: 48fe9f4fbb (このIDを非表示/違反報告)
カルマ - この作品大好きです!完結まで頑張ってください! (2020年6月19日 20時) (レス) id: 7ca463c807 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年5月2日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。