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嘘...やろ。
こんなにショックを受けるだなんて思わなかった。




好きな人が他の人のものになることが、こんなにも悲惨な事だなんて、思ってもみなかった。





必死に我慢しようと思っても、涙は溢れてしまうもので





ごめん。





それだけ伝えて店から出た。





店から少し歩いた場所にある小さな公園のベンチに座る。





東京にもこんなに静かな所あったんやな。





一人、夜空を眺めながらさっきの事を思い出す。





流星が、結婚...






良かったじゃないか。
あの頃願っていたことが叶って。






なのに、なんで涙がとまらないのだろう。
どうしてこんなにも胸が苦しいんだろう。




「 ...大毅?」





横を見ると、大好きで大好きでたまらない、誰よりも愛しい人が立っていた。





「.....泣いてるん?」





なんでそんなにも優しく俺を見つめるの。




君のその優しさこそが俺を苦しめる。胸が痛くて、張り裂けそうなほどに。





『 ...な、なんでもないで? 』





心配をかけないようにと笑顔でそう返し立ち上がる。





すると流星が俺を抱きしめてきた。






『 えっ、? 』





あまりにも突然のことすぎて声が震える。





「 大毅......好きや。」





『 ...なに、、言ってるん?流星には理恵さんが... 』





流星は俺から一旦身体を離す。





「 うん、私も結婚したいって言われた。」





『 じゃあ、こんな期待させるようなこと言わんでや。』





気づけばまた、涙が溢れていた。





「 でもな、その後言われたんよ。
流星他に好きな人いるでしょって。

私はその人にどこか似ているんじゃない?って。俺、否定出来なかった。

だって、大毅に別れを告げられたあの日からも、

好きっていう気持ちは日に日に増すばかりでちっとも無くならないんやもん。」





『 ...嘘、や。』





「 嘘やない。

大毅のこと忘れようと思って黒髪の子とか、目の下に笑窪ができる子とか、いろんな人を好きになろうと思った。

けど俺、大毅じゃないとあかんみたい。

大毅は?俺の事ほんまに嫌いなん?」





赤「んな訳あるか。好きや。めっちゃ好きやっ!」





「 じゃあ、また付き合ってくれる?」





俺は流星の目をしっかり見つめたまま、強く頷いた。





「 神ちゃんのとこ、戻ろっか。」





『 ...うん。』





二人で公園を出る時、そっと繋がれた手。久しぶりに感じたこの感覚。

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てぃな(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。オリジナルフラグの意味をよく理解出来てませんでした。以後気をつけます。 (2018年11月9日 19時) (レス) id: 236412fcb0 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい違反行為なので。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2018年11月9日 16時) (レス) id: 860a58c456 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てぃな | 作成日時:2018年9月9日 12時

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