おかえりを君へ。 ページ11
すぐさまご主人様に抱きつく。
ご主人様は焦点の合わない目で、
「なんで帰ってきたァ。」
と呟く。その姿は普段からは想像できないほど弱々しく、胸が痛む。
きっと不安で、情緒不安定なのだろう。
私は優しく包み込むよう抱きしめ、ご主人様の頭を撫でる。
『ご主人様と一緒に痛いからですよ。』
宥めるように言う。
「でも、俺は…俺は…。」
『大丈夫です。ご主人様。私を傷つけないためにわざと突き放したんですよね？』
ご主人様は黙りこくる…。反論しないということは肯定と捉えても良いだろう。
なら、後は説得するのみ。
『私はッ！私は、どれだけご主人様に傷を付けられようとも、骨を折られようともッ！！！』
そのまま、私は勢いよく言い続ける。
『ご主人様の傍にいたいんです…。だめ、ですか？』
暫く沈黙が続いたあと、ご主人様はこう答える。
「これ以上一緒にいれば、またAを打つかもしれねェ…それでもいいのかよォ…。」
『もちろん。いいって言ったじゃないですか。』
ご主人様の目から涙が溢れてくる。
私は慌ててそれを舌で舐めとる。
今まで唾液と…アレしか摂取をした事がなかったが、涙も美味しいということに気がついた。
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のぞうさ(プロフ) - 霊夢さん» すみません、バグかなんかで下書き状態にすることができなくなってしまい、苦肉の策で話が出来るまでパスワード掛けさせてもらってました。今は全体に公開にしてるので是非読んでください！まだ少ししか書いてませんが！ (2020年4月7日 20時) (
レス) id: d17ec9a847 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢(プロフ) - コメ失礼します。とてつもなく面白くて大好きです！続編パスワード保護されてますが見たいのでパスワード教えて欲しいです (2020年4月7日 18時) (レス) id: 0b7e492884 (このIDを非表示/違反報告)
のぞうさ(プロフ) - 杏珠さん» ありがとうございます！好きと言って貰えてめちゃくちゃ嬉しいです！ (2020年3月30日 14時) (レス) id: d17ec9a847 (このIDを非表示/違反報告)
杏珠(プロフ) - コメ失礼します。待って凄い好き。続編出してくれて寧ろ此方が有難う御座います。コメ失礼しました。 (2020年3月30日 2時) (レス) id: d45b100f1b (このIDを非表示/違反報告)
のぞうさ(プロフ) - わたがしさん» ありがとうございます！皆さんの応援のおかげで続編を出せました。頑張ります！ (2020年3月28日 13時) (レス) id: d17ec9a847 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のぞうさ | 作成日時：2020年3月28日 0時
