稀血のペットになりました。

診察される。 ページ35

蜜璃さんから返ってきた文通の返事を見て驚愕する。

ご主人様が私の服を脱がせたい？私と結婚したい？

ペット扱いしたり、恋人扱いしたりで、ご主人様の本音が分からずぐるぐると考えが回る。

幸いにもご主人様は任務で暫く屋敷を空ける事になっており、その間に蝶屋敷で診察もかねてお世話になることになっているのだ。

蟲柱様にでも相談しようかしら？ぼんやり考えているといつの間にか蝶屋敷へと着いていた。

『ごめんくださーい。』

と呼びかけると、

「ああ、Aさんですね、しのぶ様が待っています。こちらへどうぞ。」

と、ツインテールの少女、アオイさん。そのまま彼女について行く。

彼女と世間話をしながらしばらく歩いていると、目的地につき

「どうぞ、お入りください。」

と促される。

『失礼します。』

と部屋に入ると、蟲柱様と見慣れない2人の顔があった。

…男の子のほうに睨まれているのは気の所為だろうか？

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