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思わず、 ページ44

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そこから先は聞くに耐えない、無礼すぎる質問が相良に投げかけられた。





心配はしていたけど相良も子どもではない。




ある程度自分で対処はできるよななんて思っていたけど、





「監督とかにもモテてるんでしょ〜?」



「別に謙遜しなくていいよ〜?最近君の名前よく見るし、そういうことでしょ?」



「いいよね〜、君みたいな好かれやすい子って」



「大して努力しなくていいし、楽でしょ?」



その言葉を聞いて、今まで呆れていただけのこのおっさんに初めて怒りを覚えた。






相良に目を向けると、泣きそうになっているのか唇を噛み締めていて、





俺は







「相良は単純な奴に思われるかもしれませんけど、想像以上に努力家ですし、色んな感情をバネに日々成長してます」




「世間から見たらいきなり出てきた奴だったとしても、それ相応、それ以上の熱意を持って声優業に取り組んでる」




「最近こいつの近くにずっといた俺が保証します」







なんて、口走っていた。

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作者名:ツキ | 作成日時:2024年3月11日 1時

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