どうか、あなたに会えますように (ページ28)

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🥟

「っは、！！」

「ヒョンジナ！！！よかった、目が覚めたんだね」

海の底から引き上げられたように目が覚めて、僕の視界には泣きそうな顔で微笑むヨンボガが映っていた

「撮影の休憩中に倒れて、それからずっと寝てたんだよ、大丈夫？」

「ああ、そっか、そうだったよね」

「ヒョンジナ、本当に大丈夫？涙が、」

その言葉に目元を触ると、静かに涙が流れていた

「大丈夫だよ、心配かけてごめん」

「僕たちのことは気にしないで、気持ちが落ち着いたらヒョンたちにも顔出しに行こうよ」

「そうだね、ありがとう、」

みんなには迷惑をかけてしまったけど、僕は大事な過去を思い出せた

知らなくても生きていけるだろうけど、心のどこかでずっと探していた人が、夢に出てくるあの姿が、この前ぶつかってしまった子なんだと明確になって、なんだか心がスッキリした

ああ、会いたいな

あの子は、はるか昔の僕たちが過ごした日々を知らないかもしれない

だけど、今の僕たちも同じように通じ合える気がする