今日:11 hit、昨日:22 hit、合計:22,606 hit
小|中|大
𝟐𝟓 ページ25
🥟
自室に戻ってから、期限内に絵を完成させるため、A様が1番美しく映る背景を考えていた
書物に目を落として頬にまつ毛の影が落ちた横顔とか、日差しを浴びて煌めく艶やかな髪とか、夕暮れのオレンジを浴びる姿とか、
挙げ出したらキリがないけど、やっぱり何より美しいのは、みんなが眠った後の夜空の下で月に照らされる、僕だけが知ってるあの姿
僕とA様だけの秘密を描き出すことになるけど自分の感性に嘘はつけなくて、せめて描くなら僕史上最大の熱意を、愛情を込めよう
そう決意して、筆を手に取った
僕の目に映ったA様を描ききれているだろうか
こんなに想っているのに、あれだけ彼女を目に焼きつけていたのに、簡単に描き表すことはできなくて頭を抱える
愛しさを描き表すことのは、こんなにも僕を悩ませるのか、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
264人がお気に入り
264人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ツキ | 作成日時:2023年12月1日 22時