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🥟




あ、また同じ夢だ


星が輝く、深い夜


また蔦のアーチをくぐり抜けて、あの子が待っているはずの庭へと向かう



いた


ここでいつもみたいにあの子に歩み寄ろうとしたら、同じように彼女がこちらを振り向く瞬間に夢から覚めてしまうのかな



「あの、!」

『あんまり大きな声を出したら、見つかってしまうわよ?』


ふふっと控えめに笑ってそう言ったあの子がこちらを向く



あ、今日ぶつかってしまった子にそっくりだ



なんて思った瞬間激しい頭痛がして、痛みとともに目が覚めた



「あ〜、、痛い、」


まだ太陽は昇っていなくて、あたりは暗かった


でもこのまま二度寝できる気がしなくて、スケッチブックを手に取ってさっき夢で見たあの子の姿を描いていった



ずっと同じ夢の同じ風景しか描いていなかったスケッチブックに、初めて新しい絵を描けた

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作者名:ツキ | 作成日時:2023年12月1日 22時

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