甘えん坊さん ページ33
ユンギはガサゴソする音にに思わず目が覚めて、
「ん、、ん？トイレ？」
っと、片目を開ける？
「ま、そんなとこ。ユンギ〜」
そう言って、Aがユンギを横抱きに後ろから、抱き締めて来る。
「ああ、、もう、ヒョンだけ、服着ちゃって、俺、パンツしか履いてないのに。」
不満そうな声が聞こえる。
「それだって、僕が履かせてあげたんだから。素肌気持ち良い、、温かい。」
そう言って、ユンギの首元に顔を埋めて、唇を押し付ける。
「もう、、////」
そう言いながら、ユンギの声はあんまり嫌そうでもない。
A「ホント、癒される。ユンギを抱き締めてると、、」
ユンギ「ん、、」
A「ユンギ、愛してるよ。君を本当に離さない。離せない。心底、溺れてる。なぜ、離れられると思ったのか、本当に分かんないんだ。」
ユンギ「ん、、今は信じてるよ。俺を命がけで助けてくれたから。」
A「はぁ〜良かった。」
ユンギ「それに、ヒョンを失いそうになって初めて、絶対に死ぬとか言っちゃダメだって思った。」
A「生きてるからこそ、こうやって触れ合えるしね。」
ユンギ「ん、、それに、死んじゃったら、誤解も解けないし、謝ったり、思い直したり出来ないから。やっぱ、生きて無いと。」
A「そう思ってくれて嬉しい。僕達、やっと、お互いを心から信じて幸せになれるんだね。」
ユンギ「ええ、、。俺、ヒョンと居ると肩の力抜いて生きられる気がする。」
そう言いながら、Aに回された腕に顔をこすり付ける。
「ホント、猫みたい。可愛い、、」
そう言って、Aがユンギを更に抱きよせた。
「はぁ、俺が病院で服着て無いのも怪し過ぎるから、服着ます。」
そう言って、ユンギが体を起こす。
ユンギがシャツを羽織ると思わず、ボタンを締め出すAに何となく、既視感を感じた。
Aも思わず体が動いていた事に笑った。
「こうやって、暫く、僕が服着せてたりしてたからね。」
ユンギ「服着れるのに？」
「うん。ユンギは退行してる時、凄い甘えん坊さんで、お風呂だって僕と入りたがって、一人で入らなかったな。」
「それは多分、入ってる間にヒョンが居なくなったりしないか、心配だったからですよ。」
ユンギが微笑みながら言う。
「じゃあ、お風呂から上がった時、体拭いてもらうのを待っていたのは？」
「げっ、そんな事までしてたんですか？」
ユンギが心底嫌そうな顔をする。
「うん。」
「あ”あ”〜ハズイ、、」
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作者名：sumiko
| 作成日時：2020年12月13日 19時
