イケメンサセンて、居るの？5（BTSユンギ） (ページ31)

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キム先生を探しにページ31

眠ってるユンギを残して、そっと、ベットを抜け出す。

Aは意外とヘタレだから、さっきの背中の痛みが気になって仕方ない。

でも、ユンギを心配させたく無くて、そっと、ベットを抜け出したのだ。

本来居るべき患者がベットに居なくて、他の人が寝てるなんて変な話だけれど、今回は仕方ない。

恥を忍んで、キム先生を探す。

案の上、特別室の受付には誰も居ない。

まあ、Aが頼んで、人払いして貰ったんだから、当たり前。

じゃあ、キム先生はどこいるんだろうと、同じ階の看護婦詰所によって聞いてみる。

特別室のイケメンが、しかも、BTSのメンバーがお忍びで、特別室にやって来てるのはみんな知ってるから、Aが

「あの～」

声を掛けるだけで、看護婦詰所は色めき立つ。

「あ////何か、お困りですか？」

看護婦さんが我先にとニコニコしてやって来る。

「あ、、えっと、、キム先生は？」

まあ、傷見て貰うんだから、看護婦さんでも良さそうなのだが、何か、雰囲気的に、ややこしくなりそうなので、止めておいた。

「ああ、、携帯持ってると思いますから、呼び出しますね。」

そう言って、直ぐ、電話してくれた。

キム先生は結構、近くにいたみたいで、呑気な顔して、
「どうしました？お楽しみじゃなかったんですか？」

なんて言って来るから、Aは焦って、思わず口を塞いで、興味深々でこちらを見ている看護婦の皆さんに頭を下げ乍ら、キム先生を引っ掴まて、誰も居ない休憩室に引っ張り込んだ。

キム先生「どうしたんですか？慌てて、、。ユンギさんはどうしたんです？」

キョトンとしている先生にバツが悪そうにAが答える。

「すいません。ユンギは疲れて寝てます。で、ちょっと、傷が痛むので、見て貰えないかと、、」

「へ～傷がね～ちょっと、見せて下さい。」
Aが椅子に座って、先生に背を向けて、病院服の上を脱ぐ。

先生は一目見て、ため息を付いた。

先生「どうしたら、こうなるんです。血が滲んでますね。ちょっと、傷見ますよ。」

先生が包帯を外していく。

「つぅっ、先生、、優しく、、」

「するわけないですよ。何やってるんですか。ここは病院ですよ。治療する為に入院してるのに、何考えてるんですかね。」
キム先生の呆れた声が傷に響く。

「あ、、すいません。消毒セット持って来て貰って良いですか？6階の休憩室です。はい、、よろしくお願いします。」
電話で、誰かに頼めば、若そうな看護婦さんが来た。