知っていても、どうしようもない事もある ページ3
キム先生「じゃあ、僕の後について来て。」
ＲＭ「ああ、、はい。」
キム先生は病院の庭まで来て、広い庭園を歩きながら、話し始めた。
キム先生「あのさ。今回の事、ホント、最悪だよ。」
ＲＭ「はぁ。そうですね。」
キム先生の意図が分からず、ＲＭが答える。
キム先生「最悪ってのはある意味、医者としての僕のやり方がさ、、はぁ〜君達、ユンギ君の退行の事、政府が知らなかったと思う？」
ＲＭ「え？」
キム先生「君は頭良いよね。でも、世間知らずだよ。いや、知っていても何も出来ないか。」
ＲＭ「どういう事ですか？」
苦虫を嚙み潰したような顔で、先生を見る。
キム先生「君たちは韓国政府にとってのドル箱で、そして、世界に韓国を宣伝する大事なコマだって事さ。
だから、僕は早く、ユンギ君を元に戻すように政府にプレッシャーを掛けられてた。
だから、僕は医者にあるまじき事をしてしまった。」
自嘲するように、悲しそうに苦しそうに笑うキム先生。
キム先生「ユンギ君の為と言いながら、強引な方法で、彼を元に戻そうし、暗にA氏に
今回のような強引な方法を取るように仕向けてしまった。」
ＲＭ「そうでしたか。でも、どうして、今更、こんな所でそんな事。」
キム先生「贖罪かな。ユンギ君に辛い思いをさせてしまった。君達にも。ここに来たのは盗聴も有り得ると思ったからね。」
ＲＭ「と、盗聴、、。」
キム先生「そう、それも有り得る。それぐらい君たちは影響力のある存在になってしまったって事さ。
政府としてはどうしても、早く、ユンギ氏に元に戻って貰って、仕事を元のようにして欲しかったんだろうな。
誰かがこの事実に気が付く前に。」
ＲＭ「次はユンギヒョンが兵役に行く予定でしたしね。
まあ、僕達は青年を気持ちよく兵役に行かせる為の道具になりつつも有りますし、ユンギがせめて社会奉仕で、政府の役に立つように、元に戻したかったって事ですか。。」
キム先生「悪かったよ。まさか、２人の命を脅かすことになるとは思ってなかったから。」
ＲＭ「謝ってすめば、警察は要りませんがね。まあ、韓国警察はお金積めば、謝ってすむ事もあるか、、。」
キム先生「そこまで、分かっていながら、」
ＲＭ「それでも、韓国の青年の為に出来る事があると信じて、頑張ってるんですよ。」
キム先生「見くびり過ぎか。君たちだって、もう、立派な大人だしね。」
ＲＭ「でもまあ、教えてくれてありがとうございました。」
利用ばかりされてる訳じゃない。→←麻酔がまだ効いてるので、、
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作者名：sumiko
| 作成日時：2020年12月13日 19時
