一生、許さなくて良い、、、 ページ20
Ｊ-HOPE「あっユンギヒョン！す、すいませんす、すいません。」
慌てて、嫌がるジミンを引っ張って、２人がドアの向こうに消えて行く。
ユンギは下を向いたまま、僕と離れたベットの上に座ってる。
A「どうしたの？ユンギ、、さっきのホビ君の話、気にしてるの？まあ、別にそんな気しなくても、家見るの好きな人も居るし、、」
ユンギ「そんな事じゃ無いです。ヒョン、、ごめんなさい。リハビリ、、痛いですよね。僕のせいで、、」
ポタポタと、ユンギのジーンズに染みが出来る。
A「ああ、、さっきのリハビリの話聞いてたんだ。」
少し、パーマがかったユンギのユンギの髪を撫ぜながら、
A「僕はねぇ。ユンギが生きてくれてるだけで嬉しいよ。
だって、全部、僕のせいだから、一度壊れた君をもう一度壊して、もう、治る訳じゃないって、キム先生が言っててさ。
ユンギ、もう、僕の事、一生許さなくて良いよ。
でも、一生、ユンギの為に生きる。
ユンギに幸せで居て欲しいんだ。」
涙が出そうになって、唇を噛んだ。
僕には泣く権利だってありはしない。
十分、傷ついて来たユンギを一度ならず二度までも壊して、、。
それなのに
ユンギが僕の側に来て、両手を握って、正面から見つめてくれる。
ユンギ「分かった。俺、一生、ヒョンの事、許さない。
だから、もう、ヒョンは自分の事、許してあげて。」
A「え？」
ユンギ「分からないの？俺はAヒョンが幸せじゃ無いと、幸せになれない。
俺ももう自分を責めるの止める。
俺が苦しむと、ヒョンが自分を責めるから。
俺が良いって言ってるんだから、もう、良いんだよ。
心の病気の数なんて４００以上は有るんだよ。
だから、みんなどれかには当てはまるさ。
もう、それもみんな受け止めて、幸せになっちゃえばいいだろ。」
A「ユンギ、、ゴメン、、ゴメン、、本当に、、」
僕はヒョンの癖に、３０をとっくに超えたヒョンの癖に、年下のユンギの胸で泣いた。
ユンギは壊れた自分をずっと抱えて、生きて来た。
それでも、いつも、弟達の為に、、、。
あの時も、僕の脅しに、弟達の為に屈した。
僕は一生君に、心の中で謝り続けながら、それでも、君の為に幸せになるよ。
A「ユンギ、、愛してる。結婚しよう。一生、側に居るよ。一生、側に居て下さい。」
涙と鼻水でズルズルの僕の顔を見つめながら、ユンギが答えた。
ユンギ「うん。俺も一生、愛してる。」
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作者名：sumiko
| 作成日時：2020年12月13日 19時
