元のユンギに、、 ページ17
Ｊ-HOPE「ええ〜今、来たばっかりなのに、ひどいです。」
シュンとするＪ-HOPE。
ユンギ「ああ、、もう、分かった。ジム行って、今日のメニュー終わらせて来るから、ヒョンと話してて。」
何だかんだ言って、弟には弱いユンギ。
特にＪ-HOPEは本当にみんなを気遣ってくれるから、弱い。
ジミンには結構、好き放題言ってるのに。
そのせいだろうか、ジミンはユンギが凄もうがどうしようが、全く怯まない。
何所にそんな強さがあるのか、何言われてもニコニコと、きつい一言を放ってくるのだ。
ジミン「いってらっしゃい。ふふふ」
微笑乍ら、Aにしなだれる。
Aは優しく、ジミンを見ているが勿論、ユンギはヤキモチなんて焼かない。
Aが自分以外の男に手を出すことなどありえない。
Aを見ていれば、どんな感情でその人を見ているか分かる。
ジミンの事は純粋にその魅力に感心し、被写体として見ているのだろう。
でも一応、
ユンギ「ジミナ。Aに甘えて良いのは俺だけだから」
ジミン「別にいいじゃ無いですか。」
ユンギ「俺を好きなAがジミナを好きになるなんてありえないのに、俺を煽ってどうするの？」
ジミン「凄い自信。。。」
少し膨れた振りしても、目から優しい光が溢れてる。
ユンギの事を心配して、又、不安になったりしないか試していると分かった。
そして、揺るがないユンギに安心しているのだ。
ユンギ「はぁ〜大体、俺とジミナはタイプ違うだろ？」
A「ああ、、そう言う意味ね。」
でも、ジミンは、ユンギが退行してしまう前のAに対する執着と不安が強い様子を見てるから、試さずにいられなかったのだ。
弟というのは幻想としても、強い兄で有って欲しいと、思い続けるものなのかもしれない。
勿論、人間はもろいものだ。
ユンギだって、強がっていても、弱い部分が有って、今回の事を引き起こしてしまった事には違いないのだけれど。
それでも、自分が知ってる強いユンギで有って欲しいと、弟としては願ってしまうものなのだ。
そして、ユンギの自信に満ちた表情を見て、ジミンは心底、安心した微笑を輝かせていた。
ユンギ「何だ？変な奴。」
ジミンの綺麗な笑顔を見ながら、一体何がしたかったんだろうと、訝しく思いながら、ユンギは
部屋を出て行った。
ジミン「ユンギヒョン、前みたいに堂々としてて、カッコ良かった。」
Ｊ-HOPE「良かったね。」
Ｊ-HOPEも顔を輝かせている。
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作者名：sumiko
| 作成日時：2020年12月13日 19時
