イケメンサセンて、居るの？5（BTSユンギ） (ページ1)

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手術室ページ1

手術は長くかかって、永遠にも思えた。

手術室の前には、カンや、ボムギュ、リー(ボムギュの付き添い)、ユンギが連絡して、ＲＭが来た。

ユンギ「長く迷惑かけたみたいで、すまない。俺が、、俺が、、弱いせいで、、。」

ＲＭがユンギを抱き締める。

ＲＭ「いえ、俺達がいつまでも、あなたに頼り過ぎてたと思いました。弱いとこもあるって分かっていたのに。すいません。元に戻ってくれて嬉しいです。」

ユンギ「AがAが、、俺を、、戻して、、。俺を庇って、、俺は、、あいつを信じれなかった。」
ユンギの瞳から涙が次々流れる。

ＲＭ「大丈夫です。Aさんがユンギヒョンの側に居なくなるわけありませんよ。」

ボムギュ「当たり前です。変な事、言わないで下さい。」

真っ青な顔で、リーに支えられながら、ボムギュがＲＭを睨む。

カン「まあ、そう、怒るな。ナムさんだって、慰めようとして言ってるだけだし。」

ボムギュ「分かってるんですけど、不安で、、、。不吉な事言われると、僕は、、」

リー「大丈夫です。きっと、大した事ないですよ。」

ボムギュ「ん、、、」

不安そうにリーの胸に顔を埋めるボムギュがやけに小さく見える。

ユンギは更に、顔色も絶望具合も酷そうで、誰も何があったか、詳しく聞けるものはいなかった。

手術中のランプが消えて、キム先生が一足先に手術室から出て来る。

ボムギュ「先生。ヒョンは、ヒョンは大丈夫なんでしょうか？」

キム先生「まだ、ちょっと、はっきりした事は言えませんが、手術は上手くいったと思います。今はとにかく経過を見ないと、何とも、、、。」

ユンギ「Aは、Aは、、あいつは、、。」
ユンギは、、先生を見ても立ち上がる事も出来ず、只、、涙を浮かべて、組んだ手を顔に当てて顔を伏せるのみだ。

キム先生「ユンギさんはとにかく側に居てあげて下さい。」
キム先生は悲しく、ユンギを見つめる。

キム先生「こうなる前に気づくべきでした。すいません。」
そう言って、頭を下げる。

多分、ユンギが自傷を図ろうとしたことを言っているのだろう。

ユンギは先生に言われた通り、カンに支えられながら、ストレッチャーからベットに乗せ換えられたAが手術室から出て、特別室に連れて行かれるのについて行く。