君の隣にいたい。 (ページ3)

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何故か屋上で彼と出会い何故か気に入られてて何故かマネージャーになってしまった。

そして今日はいよいよ彼のマネージャーになって初めての出勤。

でもやっぱり芸能界で1番と言われる程スケジュールがパンパンで今日もとても朝が早い。

まだ4時だし眠いな、なんて思いながら彼の自宅の駐車場に車を停めた。

「西島さん、Aです、起きてますか？」

「ん...今起きた、風呂入るから部屋入ってて、」

インターホンを鳴らせば寝起きだからか声が枯れていてちょっとドキッとした。

馬鹿なこと考えてるなあ、なんて思いながら彼の家に恐る恐る入ればこの間の花の香水の匂いが家中からして顔が赤くなるのがわかる。

どうしてこうもイケメンは匂いまでイケメンなんだ、なんて思いながら靴を脱いでリビングまで行くけど、どうしていいかわからず隅っこの方で座って資料の確認をする。

「なんでそんなとこ座ってんの、笑」

突然彼が目の前にしゃがんだかと思えば上半身は裸だし髪の毛からポタポタ水を垂らしていて思わず両手で顔を隠す。

そんな私を笑って頭を撫でてご飯食べた？なんて聞かれる。

両手で顔を隠しながら食べてないです、と言うとご飯食べよなんて彼は私を立たせる。

でも彼が服を着るまではご飯どころではないし両手で顔を隠しながら同じ場所から動けずにいると、彼は笑いながらなにしてんのなんて言う。

「あの、服着てください、」

「あは、Aちゃんこういうの慣れてないんだ」

「そういうのいいですから、」

彼はまた近づいてきて私の目の前に立つ。

顔を隠している両手を剥がされてやっぱり上半身裸の彼が目の前にいてすぐに目をつぶる。

目開けてこっち見て、なんて言われて仕方なく彼の顔を見れば彼は微笑んでいい子なんて言いながらまた頭を撫でた。

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