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『、、、これ、料理っていうの?』
🐿「、、アッハハ」
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遡ること数分前...
すっかり落ち込んだ様子の俺の気分を少しでも逸らそうとしたのだろう。
俺がいたのはどうやら2階だったらしく、1階に降りて朝食を摂ることにした
🐿『僕普段は料理しないんだけど、スープくらいなら作れるからね!ちょっとまってて』
『ありがとう』
ん〜、、何して待ってよう
未だに現状を受け入れられてないけど、そうも言ってられない
しかも、ここは魔物やらギルドやらが存在する世界
魔法があってもおかしくは無い
ていうか、文字は読めないのに言葉は通じてたな
分からないことだらけで、また少し落ち込む
今は朝食に集中しよう
『ハナ?、、結構時間経ったけど大丈夫?』
🐿「あ〜それが、、、助けて欲しいかも、、ハハ」
助ける?何を?
疑問に思ったがとりあえずキッチンに入る
すると目の前にはとんでもない光景が、、、
なべの周りには食材“だった”野菜たちが散らばっていたり、何故か焦げていたりと色々悲惨な現場になっていた
そして冒頭に戻る
『、、ねぇ、スープ作ってたんじゃなかった?』
🐿「作ってたんだけど、、なんかこうなった」
『ならないでしょ。』
🐿「うぅ…」
『、、、良ければだけど、、俺が作ってもいい?』
🐿「、、ホント?いいの!?」
『言いも何も、助けて貰ったのは俺だし、なんか恩返しさせて欲しい』
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作者名:月(ユエ) | 作成日時:2023年8月8日 1時