悪魔うさぎの異世界物語 (ページ5)

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？「ねぇ、大丈夫？」

『へ、、』

当たり前のことかのように聞いてくるそいつに、本格的に焦り出す俺

得体の知れないこの不安感に押しつぶされそうだ

？「君ね、昨日真夜中の森の中で倒れてたんだよ。たまたま巡回中で、僕が君を見つけたって訳。昨日は発熱してたんだよ。今はだいぶ下がったみたいだけど」

『巡回？、、、森で倒れてたの？俺』

？「巡回のことも知らないの？、、この国は王都に近いからランクの高い魔物がウジャウジャいるんだ。だからそれぞれのギルドが担当地区を分けて巡回するんだよ。」

丁寧な説明に泣きそうになる

どうやら本当に全く分からない世界に迷い込んだらしい

こんなアニメみたいな事ホントにあるんだ

あれか？トリップってやつか？

だとしたら本当のことを言っても何こいつってなるかな

でもそういう世界線なら、、でもこいつの反応的によくあることではなさそう

とりあえず曖昧にしとくか

『あの、えっと実は、、、記憶が曖昧で、、ﾊﾊ』

？「記憶、、どこに住んでたか覚えてる？名前は？」

『、、何も、、』

？「、、、、とりあえず、なんか食べよっか」

不安で押しつぶされそうなのが顔に出てたらしい

俺の背中を撫でながら優しく声をかけてくれる

『、、、あの、名前』

？「あぁ、ごめん！言ってなかったね。俺ハンジソン。みんなからはハンとかハナって呼ばれてるよ」

『、ハナ』

🐿「ん？」

『、、助かった。ありがとう』

🐿「、ふふっ。どういたしまして。」

柔らかく笑ったハナの笑顔に幾分か心が救われた気がした

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