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ミンホside
『、、ここどこ?』
試しにもう一度言ってみる
それで何が変わる訳では無いが、口に出さないと情報処理ができない
待て、俺昨日ちゃんと家に帰ったよな?
だってベッドにダイブしたまでの記憶はある
じゃあここはどこだ?
あれこれ考えをめぐらすが、如何せん二日酔いの頭じゃ何も考えられない
『なんかしないと、、、』
とりあえず動かないと何が何だか分からなくなる一方なので、自分が今寝ていたベッドから降りる
『なんか、宿みたいだな、、。』
部屋全面が木の板で覆われていてベッド以外にサイドテーブルやおそらく食事用と思われる机、椅子。それから本棚があった
簡素な部屋だな、、、、
『、、待て、スマホ、、』
寝る前はいつもサイドテーブルに置いているので、見てみるがそこには花瓶が置いてあるだけだ
ポケットを探してみるがそれもダメ
部屋中を歩き回って探してみるも、
『嘘だろ、。』
ホコリすらないこの部屋にはこのご時世絶対必要なスマホがない
つまり誰にも連絡できないということ
『えー最悪、、、、、、ん?』
あまりにちんぷんかんぷんな状況につい空を仰ぐが、視界の端にある本棚に意識を持っていかれる
立ててあった本を適当に1冊引き出す
『なんだよ、この文字、、』
そこには、全く知らない記号のような文字が書いてあった
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作者名:月(ユエ) | 作成日時:2023年8月8日 1時