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怒った様子でズカズカと教室を出ていった若武。

小塚が名前を呼んだが、荒々しくしまったドアの音にかき消された




しばらく沈黙が広がった


『短気なのも、あいつの悪いとこよね』


そう言ってみんなを見回す。



『たとえ欠点が山ほどあっても、私は、あなたに一目置いてる、そう言おうとしてたのに』



すると横で黒木が言った


黒木「嘘つけ、口が裂けても言わないくせに」


『お互い様でしょ。』



黒木「まぁね」



すると、授業開始のチャイムが鳴った


私は急いで自分の秀明バッグを掴んで、近くにあった若武のバッグを黒木に投げた

それをキャッチした黒木は、そのまま出ていった

小塚もそれに続いて行ってしまった


私も二人に続こうと、教室を出ようとした

すると、後ろから立花さんに服を掴まれた



立花「ねぇ、若武和臣に謝る?」




はい?


心底わからない。そんな様子の私を見て苛ついたように早口になった



立花「だって、あんなに怒らせたでしょ?謝らないと、これからさきやっていくのに困るじゃない!!」




いや、私の知ったことじゃないし、あんたに関係なくない?


私は、立花さんの手を静かにどけて、若干睨みながらいった




『あのさ、謝るか謝らないかは置いといて、あんたが求めてきた友情って何なの?自由なさすぎ。それに、こんなこと言いたくないけど、私達みんな、アイツのこと好いてるから。今は頭に来てるだけで、冷めればまた元通り。後でまた会っても、誰も前のことなんか言い出さない。それが私達の当たり前で、いつもの日常なの。だから、あんたに私達の“これから”なんて語られたくないし、謝りたいなら勝手に一人でやんなって感じ。国語が得意ならそれくらいのことわかるでしょ?立花彩さん。じゃ。』



そう言って教室を出た。


すると、黒木が廊下にいた




マジか、、、

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月(ユエ)(プロフ) - ありがとうございます!がんばります! (2022年8月10日 21時) (レス) id: bcbc1ffbb8 (このIDを非表示/違反報告)
F - 月(ユエ)さん» いえいえ(*´ω`*)このお話、続きが楽しみです! (2022年8月10日 7時) (レス) @page3 id: 285cd8af01 (このIDを非表示/違反報告)
月(ユエ)(プロフ) - 教えてくださりありがとうございます!気づいてなかったです(汗) (2022年8月10日 2時) (レス) id: bcbc1ffbb8 (このIDを非表示/違反報告)
F - オリジナルフラグ立てたままで良いんですか?(間違っていればごめんなさい。) (2022年8月9日 13時) (レス) @page1 id: 285cd8af01 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月(ユエ) | 作成日時:2022年8月9日 12時

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