【名探偵コナン】いえ、スゴイのは私の親です(白目)

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────夜のヴェネツィアは美しい


アカデミア橋のほど近い、サン・ヴィダル教会。
ここでは、ほぼ毎晩クラシックコンサートが行われている。


演奏者15人からなる、何処かで聴いた名曲を片耳に感じながら、走る。


(やはり、1人で来るべきではなかったか…)


人目につかない裏路地にルートを変え、とにかく仲間の元へと考えている矢先、
乾いた音が聞こえた。


『っ！？』


右足が熱い。撃たれたのだと実感するには十分な感覚だった。



何故こうなったのか


観光で1人ヴェネツィアに来ていたのに、今の仕事のターゲットが取引しているところを見てしまったら、
さすがに黙ってはいられない。

───「休みの時くらい休め。」
ボスから何回この言葉を聞けば済むのだろうか。


息を潜めていた時に運悪く、動物に懐かれやすい私の近くにいた猫に鳴かれてしまった。

それでこの逃走劇が始まったというわけだ(白目)


今日は銃という相棒は置いてきてしまった。
銃を持ってると仕事してしまう私を見兼ねた母に言われ、置いてきたのだ。



「Perché non rinunciare !!(観念しろ !!) 」

「Questa persona è la figlia del braccio destro !!(こいつ、右腕の娘じゃねぇか !!)」

「Perché, sei a Venezia !!(なぜヴェネツィアにいる !!)」


やべえ…仲間意外といるのかよ……
捕まったら拷 問 コ ー ス ★
って感じかな(白目)


(なんて悠長なことは考えてらんねぇ…)


さあ、どうする？

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