【wrwrd】ここが異世界という説明は受けました。 (ページ4)

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｢あの狐面の科学者はどうやってこれを作ったんすかね｣ページ4

この世界については大まかながら調べた。俺たちが元々住んでいた日本というところは『極東』と大まかに区切られ呼ばれている。

そして現在位置を元の世界に置き換えるとここら辺はヨーロッパだと思われる。具体的な国の名を上げれるほどの記憶力はないが大体ドイツ辺りだろうなと予想は着いている。

音を立てずゆっくりと音へと近づく。

そこにはどこかの軍兵がちらほらと森の中を捜索しているようだ。

__わざわざ遠いところまで御足労頂きありがとうございます。ですが申し訳ありません、おかえり願います。

ライフルを構え、隊長の首元狙って鉛玉を撃ち込む。統率の乱れた隊など脅威ではない。赤子の手をひねるより簡単だ。

隊が混乱している間にもう一発、二発…と鉛玉を撃ち込み、全員の意識を刈り取った。

割とどうでもいいがこの鉛玉は森の中で遭遇した変わり者の科学者から頂いたものである。催眠効果と記憶の1部喪失効果があるらしい。現に今まで訪れた兵士たちは目覚めたあと、自国に帰還している。

どのような目的なのかは知らないがいい加減追い払うのも億劫になってきたので、別の場所に移動しようかなと思い、来た道をまっすぐ戻った。