【wrwrd】ここが異世界という説明は受けました。 (ページ11)

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｢ああ、筋トレメニュー考えなきゃ…zzz｣ページ11

目が覚めたらそこには知らない天井が…ってほんまに起こるんやな。

白く塗りつぶされた天井を見ながら呑気にそんなことを考えた。一瞬病院かと思ったが顕微鏡やビーカー、試験管に三角フラスコ…どう見ても化学の実験器具たちですはい本当にありがとうございます。

つまりここはどこかの実験室かな？？施術室っぽくないから多分そう。

点滴の着いた腕を目の前まで伸ばして眠る前の腕と比較してみる。少し筋力の衰えと腕の細さを客観的に見て感じたので、精神世界とはいえ食事は気を紛らわすものだということを理解した。まあ、脳が何か食べたと信号を送っても現実じゃ何も食べてへんし栄養失調待ったナシやな。

そこで視界の端に茶色いふさふさの髪がちらちらと映る。ゆっくり起き上がって茶色の髪の人物を伺う。

少し幼さが残る顔だが全くもって見覚えがない。誰やこいつ。こっちの世界で知り合い作った記憶ないぞ俺。

βの兵士ではなさそうだしエーミールでも無い。それ以外だと考えると眠りにつく前に人影を見た記憶しかないが多分そいつだろう。

というかコイツ確か｢『また』置いて行くんですか｣って言ってた気が…これどういう意味だ？コネシマに聞いとけば良かったな…

というか変換はこれで合ってるのか？分からん。寝よう